QスイッチYAGレーザーとは?
タトゥー除去の方法で、最もポピュラーなものが医療用レーザーを使用した除去法です。
この方法に使用される医療用レーザーというのは2種類あって、その1つが『QスイッチYAGレーザー』です。
このレーザーの名前にある「Qスイッチ」というのは、高出力のレーザー光を瞬間的に発振する装置の事で、「YAGレーザー」というのは2種類の波長をもつレーザー装置の事です。
2種類の波長を持つ事で色素選択の幅が広くなっているのが、この『QスイッチYAGレーザー』の特徴となっています。
瞬間的に高いパワーのレーザーを照射出来るという特性から、タトゥー除去だけではなく、色素系の疾病の治療に使用されています。
QスイッチYAGレーザーでの治療回数
『QスイッチYAGレーザー』はタトゥーを除去出来る機能を備えていますが、1回の照射で全てか完璧に消えさってしまうというわけではありません。
本来はシミやソバカスといったものの除去に使用されている『QスイッチYAGレーザー』ですが、シミやソバカスが2~3回の施術で除去出来るのと違って、タトゥーの除去の場合は、最低でも5回の施術が必要になってきます。
この5回という回数は、黒系の色素にのみ適用される回数で、それ以外の色であれば、さらに多くの回数の施術が必要になります。
色によっては除去出来ない場合が有ると同時に、タトゥーの墨の成分によっては、レーザー光を照射する事によって変色してしまう場合もあります。
QスイッチYAGレーザーの痛み
『QスイッチYAGレーザー』によるタトゥー除去は分かりやすく言えば、軽い火傷を引き起こす事です。
皮膚を焼いてタトゥーの色素を消していると考えれば分かりやすいと思います。
そのため、この除去法には軽い痛みがともないます。
レーザー光を照射している時は、パチンッという輪ゴムで弾いたような痛みが瞬間的に発生します。
軽い痛みですので、ほとんどの人は我慢出来ると思いますが、そうでない人は麻酔処置をしてもらうと良いでしょう。