タトゥーの除去
タトゥーを除去したい人の理由は、様々で少しでも綺麗に消せたらと思っている人がほとんどだと思います
タトゥーは、皮膚の深い部分、真皮と呼ばれるところに色素を入れていく、普通の肌のターンオーバーでは消えないような装飾です。
日本では昔から刺青として、よく知られていますが、手彫りの職人が入れるタトゥーは針で丁寧に真皮まで届くよう色素を入れていきますから、一生色が褪せることはなく、消えることもないものです。
それを消すということは、簡単ではなく、それも、あとを残さずに消すとなれば、大変な時間と手間がかかることは、覚悟しないといけません。
除去の方法
タトゥーを除去する方法は大きく分けると三種類あります。
レーザーで除去する方法、タトゥー部分を切り取ってしまう切除手術、タトゥーの入っている皮膚の表面を削る方法です。
レーザーで除去する方法は、タトゥーの色素を分解して体外へ排出すると同時に皮膚の深い所で分解した色素は、体内に吸収させてしまうので、傷跡もほとんど残らず綺麗に消すことができます。
ただし、これは、あまり大きなタトゥーではなく、色も黒っぽい色のタトゥーにあてはまることのようです。
それでも、時間はかなりかかると思った方がいいでしょう。
運よく一回で綺麗に消えたとして、元通りの肌の状態に戻るには、二か月くらいはかかるようですので、何回も繰り返しレーザーを当てる場合は、その回数分長くなるということなのです。
切除手術は、色に関係なく綺麗にタトゥーは消えますが、傷跡が残るというデメリットがあります。
傷跡が残っても、早く消したいと思う人には、いいかもしれません。
タトゥーを削る場合、少し大きめのタトゥーでも対応でき、色にも左右されませんが、傷の回復に時間がかかるのと、やはり傷跡がケロイドのようになる場合があります。
切除と削皮はあとから、皮膚を移植したりすることで目立たなくすることもできますし、フラクショナルレーザーという皮膚の再生用レーザーである程度きれいにすることができますので、タトゥーの状態によっては、適している場合もあります。
どちらにしても、自分のタトゥーにはどの方法がいいかを病院でもよく相談して除去することをお薦めします。