タトゥーを切除する
タトゥーを除去するための方法はいくつかありますが、最も人気が高い除去方法は医療用レーザーによる除去です。
しかし、レーザーによる除去は、そのレーザーの機能上、反応しない色が存在するために万能ではありません。
医療用レーザーが反応しないタトゥーを除去する事が出来るのが、タトゥーの描かれている皮膚を切り取ってしまう「切除術」です。
この切除術にも、レーザー同様、色々な種類があります。
1回で全ての箇所を切り取ってしまう「単純切除」と、何回かに分けて段階的に切り取っていく「分割切除」があります。
「分割切除」の方は、1回では取り切れないような大きな柄のタトゥーの場合に施します。
施術回数が「単純切除」に比べて多くなってしまいますが、傷痕は小さくて済みます。
切除術のメリット
切除術は、タトゥーの描かれている皮膚を実際に切り取ってしまうので、確実にタトゥーを除去してしまう事が可能です。
タトゥーが足かせとなって、満足な社会生活を送れていない人にとっては非常にありがたい除去法です。
レーザーによる方法では除去しきれない、赤や黄色などの明るい色が含まれているタトゥーも、この切除術であれば完全に除去してしまう事が出来ます。
柄が小さいのであれば、1回の施術で全て除去出来てしまうので、即効性に優れた除去法とも言えます。
タトゥーを早く消し去りたい人は、切除術による除去が1番良いでしょう。
切除術のデメリット
切除術は、医療用レーザーでも除去する事が出来ないタトゥーを除去してしまえる施術方法ですが、デメリットも存在します。
それは、タトゥーの大きい小さいに関わらず、確実に傷痕が残ってしまう事です。
タトゥーを切り取った箇所が、まるで火傷をしたような痕になってしまい、完全なキレイな表皮に戻らない点が、この切除術の大きなデメリットです。
タトゥーを除去する事で、キレイな元通りの肌にしたいと願う気持ちを持つ事と思いますが、切除術は、タトゥーを完全に消す代わりに傷痕を残してしまうのです。