タトゥー除去は無傷で治す治療法ではない
タトゥーを除去したいと考えている人達は、タトゥーを除去した場合、「そこは元通りの綺麗な肌に戻るはず」と、誤解している人が多くいます。
この考えは完全な間違いです。
タトゥーを除去したとしても、完全に元通りのまっさらで綺麗な肌には戻りません。
例え、“傷跡が残らない”と言われている医療用レーザーによる除去であっても、タトゥーが有った痕はうっすらと残ってしまうのが現実なのです。
医療用レーザーによるタトゥー除去というのは、タトゥーの墨を皮膚から取り除くだけなので、縁どられていた柄の痕はどうしても残ってしまうものなのです。
タトゥー除去後はアフターケアが大事
タトゥー除去の施術をおこなった後は、入念なアフターケアが必要です。
例えば、医療用レーザーによる除去を行った場合は、施術直後は軽い火傷の状態ですので、運動や飲酒、入浴は厳禁となります。
特に、患部を水で濡らさないように気をつけましょう。
その他、紫外線対策などをしっかりとおこなって、肌の状態が安定するまで余計な刺激を与えないように注意します。
切除術などのような皮膚を剥ぎ取ってしまう除去施術を行った場合は、当日のシャワーや入浴は避けるようにして下さい。
抜糸の済む7日~10日間は過度な運動は避けて、飲酒も控えるようにしましょう。
除去施術後のこうしたアフターケアを入念に行うか行わないかで、肌の仕上がりが違います。
少しでも良い状態の肌に戻したいのであれば、アフターケアに真剣に取り組みましょう。
それでも残ってしまうタトゥーの傷跡
他の除去施術に比べて傷跡が残らないと言われている医療用レーザーによる除去を行ったとしても、アフターケアを万全に行ったとしても、どっちにしてもタトゥーの傷跡は、程度によりますが残ってしまいます。
医療用レーザーでの処置の場合は、うっすらとしたタトゥー柄の線のような傷跡で、それ以外の除去法の場合は、火傷のような傷跡が残ってしまうのです。