
アートメイクとは
アートメイクとタトゥーの違いは、意外と知られていないのですが、基本的にアートメイクとタトゥーは大きな違いがあります。
それは、目的と深さです。
タトゥーをする方の理由はいろいろあると思いますが、皮膚に本来なかった模様、装飾をわざわざ入れるのがタトゥーです。
アートメイクは、もとからあったものを元に戻したり、綺麗にするのが目的です。
そして、アートメイクは皮膚の表皮のごく浅い部分に入れるのですが、タトゥーは、真皮までの深い部分に入れるので、色が落ちることはありません。
アートメイクは肌のターンオーバーにより、徐々に薄くなっていきます。
アートメイクの除去
アートメイクは、本来徐々に薄くなるのですが、完全に消えてしまうことはないので、除去するには病院に行って、治療してもらう必要があります。
アートメイクでトラブルになっているケースは、タトゥーのように、深いところまで色が入ってしまって落ちないケースが多いようです。
大抵アートメイクの除去には、レーザーが使われます。
色や状態によっても異なりますが、1回で完全に除去できる場合と、数回繰り返して施術が必要な場合があります。
レーザーの種類は、アートメイクの場合、QスイッチYAGレーザーや、Qスイッチルビーレーザーが使われることが多いようです。
レーザーを照射することで、色素を破壊し細かい粒子に分解することができます。
分解された色素は皮膚の浅い部分にあるものは、数週間で体の外に排出されてしまい、深い部分にあるものは、体内に吸収されていくそうです。
色素が取れるまでには2か月くらいかかるようですが、薄いものならそれ一回で終わる場合もありますし、除去できない場合は、1~2か月の間隔をあけて2回目、3回目の治療を行うことになります。
アートメイクの除去は、このように簡単ではないし、費用も数回になれば、高額になります。
アートメイクをする時に、後々後悔したり自分のスタイルに合わなくなってしまわないようよく施術する病院で相談し、納得できる結果になるようにするべきだと思います。